当院ではエピオスという殺菌水自動供給システムを導入しております。水道水を更に電気分解し、電解中性殺菌水を生成するシステムです。当院ではエピオス水と呼んでいます。診療で用いる水は全てエピオスシステムで生成された殺菌水を使用しております。
エピオス水とは
次亜塩素酸(HOCI) 不純物を極限まで取り除いた超純水と食塩とを混合し、電気分解した、薬品などをまったく使用しない安心・安全な殺菌治療水です。産生される次亜塩素酸の作用により強力な殺菌力を発揮する一方で、人体には無害な水なのです。
次亜塩素酸は人体由来の免疫成分であり、人間の体内で白血球が、侵入してきた微生物に対し、殺菌する過程で産生する成分ですので、小さいお子様からご年配の方まで安心してご使用いただけます。
残留塩素濃度補正システム EPIOS ECO SYSTEM
給水ユニット内、及びユニット吐水の残留塩素濃度を適正に保ち、衛生的な歯科治療水を提供します。生成される水は、電解中性水・中性機能水・中性殺菌水などと呼ばれるもので、高い殺菌力を持つと同時に安全であることが知られている治療水です。
・殺菌能力
細菌は10秒以内にほとんどが死滅します。ウィルスも30秒以内にほとんどが失活します。
・安全性
水道法水質規準項目をクリアしています。下水道排除基準にも合致しており、処理の手間は不要です。
・優れた機能性
操作・管理が容易です。自己診断装置等の品質管理システムを搭載しています。
・選べる殺菌消毒力
残留塩素濃度を10~40ppmの範囲で3段階切替が可能です。必要に応じた濃度の殺菌水を得ることが可能です。
・高性能フィルター
歯科医院やご家庭に供給される水道管機物などの不純物を除去します。これにより、鉄サビなどの汚れによる目詰まり問題を解消させます。
・フィルターの汚れ
フィルター汚れ:6ヶ月の使用でご覧のような汚れがフィルターに蓄積されてます。フィルターの寿命は一般に約1年ですが、水質により異なります。
・ユニットチューブ交換
現在、歯科治療用ユニット内部で使用されている配水チューブは、 そのほとんどがポリウレタン樹脂を 使用したチューブです。これらのチューブはコストを抑えることはできますが、その材質の特徴により、様々な問題点が指摘されています。 (成分溶出・薬品耐性・内壁の粗 面性・発がん性ほか)その中で最大の問題は、水道水を通水した時 の残留塩素濃度の消失による細菌類の繁殖や、ユニット給水ラインの詰まりの問題です。
・フッ素チューブへの交換
当社では、これらの問題の解決策として、チュー ブ内面にフッ素コーティングを施したチューブをご用意し、ユニット内の古いチューブと交換するサービスを行っています。このフッ素チューブへの交換と当社システムの使用による相乗効果で、衛生的な診療環境を提供することができます。
・積層型柔軟フッ素チューブ
多層で構成され、内面に純度の高いフッ素樹脂を施したチューブは柔軟 で、薬品耐性が高く、フッ素樹脂特有の非粘着性があり、 バイオフィルム生成を抑制します。フッ素樹脂は無毒であり、食品衛生法基準にも合致します。管成分の溶出がほとんどありません。 (但し、極性溶媒等一部の薬品には膨潤・劣化する場合があります。)積層構造のため、従来のフッ素チューブに比べて、低コストを実現しています。また、透明ですのでホースの中を確認できます。