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貝嶋 夏羽
歯はどうして虫歯になる?
2025年06月10日

私たちの生活の中で「虫歯」は、非常に身近な病気のひとつです。小さな子どもから大人まで、多くの人が、一度は虫歯を経験したことがあるのではないでしょうか。しかし、虫歯がなぜできるのか、その原因を正しく理解している人は、意外と少ないかもしれません。

そこで、今回は、虫歯の原因とその対策についてお話ししていきます。

☆虫歯になる主な原因は、細菌・糖分・歯の質・時間の4つの要素が関係しています。この4つの要素が重なったとき、虫歯になりやすくなります。

例えば、甘いお菓子を食べた後に寝てしまった時→口の中に糖分が残る(糖分)+菌が発生する+寝ている間は唾液が少ない+菌と糖が長時間触れ合っている。このように、4つの要素が重なったとき、虫歯になりやすくなります。

4つの要素については、

1. 細菌(ミュータンス菌)

口の中にはたくさんの細菌が存在しますが、その中でもミュータンス菌という細菌が、虫歯の主な原因です。ミュータンス菌は、食べ物の中の糖分をエサにして酸を作り出し、その酸が歯を溶かしてしまいます。

2. 糖分(食べ物・飲み物

ミュータンス菌が、活動するためには糖分が必要です。糖は、細菌をつくるためのエサになります。特に、砂糖が含まれたお菓子やジュースをよく摂ると、虫歯のリスクが高まります。

3. 歯の質(歯の強さ、歯並び、唾液)

歯のエナメル質が強いほど、酸に対する抵抗力が高くなります。エナメル質が弱いと、酸によって歯が溶けやすくなり、虫歯になりやすくなります。唾液の量が多ければ酸を中和したりするため、唾液の性質も虫歯に関係しています。これは、遺伝や成長期の栄養状態にも影響されます。

4. 時間(歯が酸にさらされる時間)

食事をすると口の中が酸性になりますが、しばらくすると唾液の働きによって中和されます。しかし、ダラダラ食べ続けたり、甘い飲み物を頻繁に飲むと、口の中が常に酸性の状態になり、歯が溶け続けてしまいます。食後すぐに歯を磨けば、糖と酸の接触時間が短くなり、虫歯予防になります。

☆では、どうすれば虫歯を防ぐことができるのかお話します。

1 .歯磨きをしっかりする(特に寝る前)

タイミング:食後30分以内に磨こう。夜に磨かないと、歯が長時間むき出し状態に…。

時間:1回3分以上が目安。1本1本丁寧に磨くことを意識。

歯ブラシの持ち方:鉛筆持ちで優しく!ゴシゴシではなく「小刻みに優しく」がポイント。

2.フッ素入りの歯磨き粉を使う(エナメル質を強化)

3 .甘いものを控える(特に間食を減らす)

4.よく噛んで食べる(唾液を増やす)

5.定期的に歯医者でチェックを受ける

歯のメンテナンス(定期的な歯科検診)も効果的です。

メンテナンス(PMTC)の目的・効果

・ 虫歯や歯周病の予防。普段の歯磨きでは取りきれない歯垢(プラーク)やバイオフィルムを除去。普段の歯磨きでは取りきれない歯垢(プラーク)やバイオフィルムを除去

・ 早期発見・早期治療で重症化を防ぐ
・ 口臭や歯の黄ばみの改善。自分では落としきれない汚れをプロが徹底的に落としてくれる予防ケアです。

当院では、1ヶ月〜2ヶ月周期でメンテナスでご来院いただく方が多いです。

見た目もキレイになるので、虫歯・歯周病予防+美容目的にもおすすめです!

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