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古城 未来
舌磨きはした方がいい??
2024年03月31日

皆様こんにちは!寒い日が続く中、風邪や感染症予防対策の一環として口腔ケアに力を入れてみませんか?

日頃から歯のケアは、習慣的に行えている方が多いと思います。では舌のケアはどうでしょう。舌には目を向けていなかった方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、舌磨きのメリット・デメリット、正しい舌磨きの方法についてご紹介します。

◎舌苔が付きやすい人の特徴

・口が乾燥している人(口呼吸など)

・日頃の心的ストレス.疲労

・免疫力の低下

・胃の不調

などが挙げられます。

   ①       ②        ③

◎セルフチェック            

健康な舌は、①のようにピンク色で、表面はうっすらと白くなっている中に、小さな赤い点々がある状態です。健康な人の舌にもうっすらとした舌苔はありますが、②のように舌苔が厚く蓄積して白くなっている場合は、風邪などの感染症の初期症状の可能性があるかもしれません。一方、③のように舌苔が全くない場合も注意が必要です。鉄分やミネラル不足、貧血などの可能性があります。舌苔が全くない場合は、粘膜がむき出しになっている状態で、ヒリヒリとした感覚や灼熱感があるでしょう。こうしたサインが現れているときは、舌磨きでは解消できません。歯科医院を受診して、対処方法を相談するほか、バランスの取れた食生活や規則正しい生活で免疫力を高めていくなどで対応しましょう。

◎舌磨きのメリット

  • 口臭ケア
  • 感染症予防

経口感染が多い風邪やインフルエンザなどは、舌苔のケアにより感染リスクが軽減すると言われています。

  • 味覚を正常に保つ

舌の表面には味蕾という味を感じる器官があります。舌苔が蓄積すると味蕾の機能が低下し、味覚が鈍くなる恐れがあります。味蕾が機能していれば旨みを感じられ満足感も得られることができます

  • 誤嚥性肺炎を防ぐ

食べ物が食道ではなく、誤って気道(気管)に入ってしまう「誤嚥」(ごえん)により、肺に食べ物と一緒に細菌が入ってしまい、肺炎を引き起こしてしまうことを誤嚥性肺炎と言います。
飲み込む力が弱い高齢者に特に多い病気です。呼気や唾液を経由して細菌が肺に入ることがあるため、舌磨きで舌の汚れを除去しておくと、誤嚥してしまった場合に肺炎を発症したり重症化したりするリスクを軽減できます。

◎舌磨きのデメリット

舌磨きには、口臭や感染症予防などのメリットがある一方で、ケアの仕方を誤るとデメリットになるケースもあります。

  • 口臭の悪化

乳頭と呼ばれる舌表面の小さな突起が傷つくと、突起の中に細菌が入りやすくなり、唾液の分泌が正常に行われなくなってしまいます。自浄作用のある唾液の分泌量が低下してしまうことで、口臭が悪化してしまいます。

  • 味覚障害

磨き過ぎにより、舌の表面が傷ついてしまい、味覚障害になる可能性があります。

☆正しい舌の磨き方☆

・タイミングは起床後や歯磨きの前がオススメです。

 (眠っている時は唾液の分泌が低下するため、起床後は口の中に細菌が最も多い)

・舌磨きは1日に一回が目安です。磨きすぎに注意しましょう。

・舌ブラシ、またはやわめのブラシで優しくを心がけましょう!

・舌ブラシを舌の奥に優しく当て、手前に向かって3〜4回程度軽く掻き出すように動かしましょう。

舌を手前から奥に動かすと細菌が喉の奥に入ってしまう恐れがあります。またゴシゴシ往復をすると舌を傷つけてしまいます。

鏡を見て行うとやりやすいです!

最後に…

舌苔を除去することで、口臭予防になる他、口腔内や全身の健康にも良い影響を与えることができます。

注意点を理解し、適切な方法で清掃してあげましょう!

舌苔をケアしても口臭が治らない、舌苔が異常に増えたなど、気になる症状がある際は、お気軽に当院へお越しの上ご相談下さい。

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