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林 さくら
顎関節症について
2022年02月07日

新年明けましておめでとうございます。
寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?


お正月に様々な食べ物を食べられたと思います。食べ物を食べられる際に、顎の付け根の部分の音が鳴ったり、口が開きにくかったりした事はありませんでしたか?


もし、その様な症状がみられたのであれば、顎関節症の疑いがあります。

そこで今回は、顎関節症について、ご紹介したいと思います。

★症状★
・口の開け閉めや食べ物を食べる時の、顎関節あるいは頬の肉の痛み
・違和感あごを動かす時に、顎関節から音がする
・口が大きく開かなくなる。開きづらくなる

★顎関節★
下顎骨と側頭骨という2つの骨からできています。
下顎骨とは、下あごのことです。顔面の骨の中で、一番大きいと言われています。
そして、側頭骨とは、頭蓋の外側をなす骨のことです。(図1)
また、顎関節全体は主に、関節包と外側靭帯という骨同士を結ぶ結合組織に包まれています。(図2)


他にも、この2つ以外に、蝶下顎靭帯と茎突下顎靭帯という2つの副靭帯に よって補強されています。関節包には関節円板という組織があり、側頭骨と下顎骨の間でクッションのような役割を果たしており、これがあることで、スムーズに顎を動かすことができます。

★顎関節症の原因★
多因子によるものです。日常的なものでいえば、歯ぎしり、食いしばり、頬杖などがあります。
また大きく分けて4種類あります。
・咀嚼筋痛障害(Ⅰ型)・・・口の開け閉めや食べものを噛む時に、下顎を動かす筋肉に障害が起こっている状態です。
咀嚼筋は、主に4つあり咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋があり、それぞれの役割を果たしています。
咬筋、側頭筋、内側翼突筋は、閉口時に機能し、外側翼突筋は、開口時に機能します。
この4つの咀嚼筋が、収縮することで下顎が動きます。(図3)

・顎関節痛障害(Ⅱ型)・・・顎関節を包んでいる組織や靭帯に障害が起こっている状態です。
・顎関節円板障害(Ⅲ型)・・・顎関節の中にある顎関節円板というクッションが、正常な位置からずれてしまっている状態です。
・変形性顎関節症(Ⅳ型)・・・顎関節を構成している骨が、変形してしまっている状態です。

★治療方法★
症状に合わせて、一般的にはスプリント(マウスピースのように上もしくは下の歯列に被せるプラスチックの装置)を用いて、噛み締めた時の顎関節や咀嚼筋への負担を軽減させる治療を行います。

このスプリントは健康保険適用なので、当院では、4000円程で出来ます。


また、歯ぎしりや食いしばり、姿勢など日常的な癖を修正する行動治療法、訓練をして治す運動療法やマッサージ療法があります。これらを継続することで症状が改善される場合もあります。

食事を長く楽しく食べられる為に、日常生活から意識してみることで予防、改善が期待されます。今少しでも疑いがある方は試してみて下さい。

相談等ございましたら、気軽に診療にいらして下さい。

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