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後藤 瑞貴
口呼吸になっていませんか?
2021年10月21日

皆様こんにちは!

コロナ禍で、マスクのかかせない日々が続きますが、マスクの下で、お口が開いて口呼吸になっていないですか?

口呼吸とは、吸う息吐く息どちらか一方でも口から行う呼吸法のことです。

人は本来、鼻で呼吸する生き物ですが、今は、特に、マスク生活での息苦しさから口呼吸になりやすいと言われます。
他にも、長時間のスマホやゲーム、軟食による口の周りの筋肉の衰え、鼻炎や花粉症患者の増加など口呼吸の原因は様々です。


実はこの口呼吸、体に様々な影響を及ぼすことをご存知でしょうか?

今回は、口呼吸のデメリット、セルフチェックと改善法についてお話ししたいと思います。

まず、なぜ口呼吸は悪いのか?以下のようなデメリットがあります。

【デメリット】
①虫歯や歯周病になりやすい

②口臭がひどくなる
上記2つには、唾液が関係します。口呼吸による乾燥で唾液が減ると、口腔内の細菌が増加し、細菌や汚れを洗い流す作用が低下します。また、口呼吸により乾燥すると、歯に汚れがつきやすくなり黄ばみの原因にもなります。

③風邪になりやすい
細菌やウイルスが直接侵入するため、風邪やアレルギーなど、病気にかかりやすくなります。

④歯並びが悪くなる
歯は、外側と内側の力が均衡にかかる位置に並ぶようになっています。しかし、口呼吸で、唇や頬の筋肉が緩み、外側からの力がかからなくなると、出っ歯や受け口の原因になります。

⑤老化が進行しやすい
顔の筋肉も体の筋肉同様、使わないと衰えていきます。口呼吸は、口周りの筋肉が常に緩んだ状態になります。それが表情筋、皮膚の緩みに繋がり、顔のたるみやしわの原因となってしまいます。

この他にも、口呼吸の弊害はさまざまです。

下記項目をチェックしてみましょう。

【自己チェック】
● 普段気が付くと口が開いている
● 口内炎ができやすい
● 歯並びが悪い
● 食事の時にくちゃくちゃ音を立てる
● 唇が乾燥する
● 朝起きた時に喉が痛い
● 発音が明瞭でない
● 片方で噛む
● 唇を閉じると顎の下にシワがより梅干しができる
● 早食いである

1つでも当てはまると、口で呼吸している可能性があります。

では、どのように口呼吸を改善すれば良いか、いくつかご紹介します。

【改善方法】
◎口周りの筋肉、舌の筋力を鍛える
 日頃からよく噛んで食べて、口の周りの筋肉を鍛えましょう。また、みらいクリニックの今井先生が考案された
 「あいうべ体操」は、舌のトレーニング法として簡単でいつでもできる健康法としておすすめです。
(1)「あー」と口を大きく開く
(2)「いー」と口を大きく横に広げる
(3)「うー」と口を強く前に突き出す
(4)「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
(1)~(4)を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続けます

◎鼻呼吸を意識する

◎睡眠時テープを貼る
 ドラッグストアなどで売っている医療用テープを5cm程度に切り、上下の唇をまたぐように中心に貼ることで、寝ている間の口呼吸を改善できます。

いかがでしたでしょうか?今回は、口呼吸についてお話しさせていただきましたが、他にもお口の中で何か気になることがあればお気軽にご相談ください。

出典 日本口腔保健協会
   日本訪問歯科協会

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