赤坂デンタルオフィスからのお知らせ

妊婦歯科検診研修会に参加して 古田晶子

UPDATE : 2014/3/13


 H26年3月5日に福岡県歯科医師会館で妊婦歯科検診研修会が行われましたので参加してきました。そこで学んだことについて私自身の意見も加えて書きたいと思います。

妊娠中に歯が痛くなったらどうしたらいいでしょうか。もちろん妊娠の予定がある方はそれ以前に治療しておくのが最善なのですが、仕事などが忙しくなかなか通えなかったという女性が多いですよね。そんな妊婦さんには、最も歯科治療に適している妊娠中期(20〜28週)に検診・治療に来院いただくことをお勧めしています。妊娠初期は流産を起こしやすく、つわりも生じてくるので応急処置でとどめておくのが一般的です。また、妊娠後期はお腹が大きくなり仰向けで長時間治療することが困難だったり、ちょっとした刺激で早産を起こすこともあるからです。
ただし、原則として治療できない時期はありません。また、当医院は妊娠中に使用可能な薬剤も揃えています。より安全な薬をなるべく少量で長期にわたらないよう処方いたしますので、歯にトラブルが起きた場合は一人で悩まずに相談にいらしてくださいね。

妊婦は虫歯になりやすいのでしょうか。妊娠中は、
1. 妊婦のため、唾液が酸性になり粘っこくなる(歯垢が増える)
2. つわりなどで食事の回数が増えて口の中が汚れやすくなる
3. 歯ブラシを口に入れると気持ち悪くなる
といった変化が起きるため虫歯や歯周病などにかかりやすくなります。妊娠中は胎児の歯ができる大切な時期です。食べたら必ず歯を磨き、できない時はうがいをしてお口の中を清潔にしておきましょう。
 妊娠と歯周病の関係について。歯の成人病といわれる歯周病。その原因は、歯と歯茎の境目にたまる歯垢(プラーク)、いわば細菌の巣のようなものです。プラーク1mg中に約1億個以上の細菌が繁殖しています。これによって歯茎や歯をささえる骨などがおかされ、ついには歯が抜けてしまう病気です。その前段階を歯肉炎といい、妊婦は妊娠性歯肉炎に罹患しやすいのです。一時的にホルモンのバランスがくずれたときや抵抗力が低下している時にみられ、ブラッシング時の歯肉からの出血・歯肉の腫脹などの症状があります。また、歯周病は早産を招く可能性もありますので、歯科医院で適切なブラッシング方法を学ばれることをお勧めします。

妊婦検診、心よりお待ちしております。悩み等ございましたら、お気軽にご質問くださいね。