赤坂デンタルオフィスからのお知らせ

キシリトール 池田 知穂

UPDATE : 2013/8/21


みなさんは「キシリトール」という名前を一度は目にしたり耳にしたことがあるのではないでしょうか。現在「キシリトール配合」のガムやタブレットが多く商品化されています。ここでは、その効果やおすすめする摂取方法をお伝えしたいと思います。

キシリトールとは、五炭糖であるキシリットが還元された、ショ糖(砂糖)に近い甘味を有する糖アルコールです。シラカバやカシの樹脂からとれる天然成分を原料におもにフィンランドで生産されており、その安全性についてはWHOでも認められています。
虫歯とは、ミュータンス菌に代表される虫歯の原因菌が砂糖をえさに酸を産生し、その酸で歯のエナメル質が溶け出す現象です。
キシリトールは虫歯のもとになる酸が発生しません。また、ガムを噛むことによる刺激や清涼感のある甘さにより唾液の分泌を増加させ口腔内の防御機構を高め、虫歯原因菌の増殖を抑制してくれます。
キシリトールを長期間(1日3回で3ヶ月間)継続して摂ると、プラーク(歯垢)をすみかとする虫歯原因菌は数が減って元気がなくなり、同時にプラークが歯面からはがれやすくなることも分かっています。
この効果は他の糖アルコールには見られない、キシリトール特有の作用です。
キシリトール50%以上の表示があるもの、シュガーレスの表示があること、ガムか錠菓であるものを選択するとより効果的です。

虫歯予防の手段として最も重要なことが4つあります。それは、@正しいブラッシング、Aフッ素入り歯みがき剤や洗口剤を上手に使うこと、B正しい食生活、C定期的歯科健診、です。キシリトールを摂取することは、前述の健康な歯を守る方法に取って代わるものではありませんが、常用することでこれらの手段の効果を向上させます。
キシリトール製品を上手に使用し、お口の健康を保っていきましょう。