赤坂デンタルオフィスからのお知らせ

むし歯、歯周病のセルフチェックについて

UPDATE : 2013/2/16


平塚 麻衣

むし歯のセルフチェック
むし歯は一生をとおしてかかるものですが、比較的年齢の若い人のほうがかかりやすい病気です。むし歯にかかった歯は、色が変わったり穴があいたりすることが多く、注意深く見ると目で確認できるものが多くあります。
歯の裏側や上の奥歯などはただ鏡を覗いただけでは見えません。この部分を見るためには、口の中に入る小さな鏡と、洗面所などに固定された鏡の2枚が必要です。次に、歯の表面に付いた汚れ(プラーク)を見つけてみましょう。爪楊枝で触れると付着する、白くねばねばした物質がそうです。プラークが残っているとむし歯の原因となります。歯と歯肉の境目、噛み合わせの面、歯と歯の間など、プラークの残りやすい部位は特によく見るようにしましょう。
むし歯の始まりは、エナメル質表面が白く濁り、光沢がなくなることでわかります。むし歯がさらに進めば象牙質に達し、色も黒褐色になってきます。噛み合わせの面では溝に沿った黒褐色のすじとして見えます。また、歯の内部が黒くなり、周りの歯の色と違って見えることもあります。銀歯などの詰め物の周囲の色もよく観察してみましょう。歯に穴があいているものは完全にむし歯です。表面の穴は小さくても中は大きいことが多くあります。冷たいものや熱いものがしみる場合も、むし歯のおそれがあります。ぬるま湯などで持続的に痛む場合は、むし歯が神経に炎症を起こす「歯髄炎」になっている可能性があり、この場合は感染している神経の処置が必要となります。また、歯と歯の間にフロスを通した際、フロスが引っ掛かって切れたりけばだったりすればむし歯を疑います。

歯周病のセルフチェック
年齢が高くなると、一般的に歯周病が多くなり、40歳くらいからかかりやすくなります。この病気の進行には、ほとんどの場合痛みを伴わず発見が遅れることが多くあります。
歯周病の細菌はむし歯の細菌とは異なりますが、同じようにプラークの中に存在します。プラークが歯肉の縁に停滞すると、その一部は歯石に成長して、歯肉の縁から歯根の深部へと付着して広がり、周囲の骨を溶かす原因となります。
プラークが長期間溜まったままだと、多くは歯肉の縁が赤く腫れてきます。このような状態だと、通常の歯磨き時にも出血します。このような症状があれば歯肉炎または歯周炎といえるでしょう。また、歯周病で多くの骨を失うと歯が動くようになり、噛むと痛みが出ることが多くなります。歯の動きは、その歯の健康度をはかる大きな目安です。歯肉を押すと縁の部分から膿が出てくるようなら重症の歯周炎です。口臭の原因にもなります。

口の中、特に奥歯は意識して見ないかぎりなかなか見えません。自分の口の中の現在の状態を知っておくことが、歯と口の健康づくりの第一歩となります。また、むし歯や歯周病はどちらも、初期段階では自覚症状はほとんどありません。しかし、自覚症状がまだ出ない段階で対応できれば、比較的簡単な治療が可能になります。定期的な健診を受けられることをおすすめします。