赤坂デンタルオフィスからのお知らせ

口腔ケアによって誤嚥性肺炎が予防できる? 古田 晶子

UPDATE : 2011/11/01


古田 晶子

口腔ケアという言葉、ご存知ですか。口腔ケアとは、口腔清掃のことです。歯石の除去、義歯の手入れ、簡単な治療も含めることもあります。
年齢を重ねるごとに身体が思うように動かなくなったり、認知症が進行したりすることで、自分で口腔ケアをすることが難しくなっていきます。
私たち歯科医師・歯科衛生士はそんな患者さんの口腔ケアを定期的に行い、身体の様々な病気の予防に努めています。

口の中をきれいにすることで病気が予防できるなんて

と思う方いらっしゃいませんか。口腔ケアによって肺炎や心内膜炎などの病気が予防できるんです。
日本人の死因の第4位は肺炎です。肺炎で死亡する患者の92%は65歳以上の高齢者であり、年齢を重ねるにつれて誤嚥性肺炎の頻度が高くなります。後期高齢者の肺炎のほとんどが誤嚥性肺炎です。誤嚥性肺炎とは、嚥下障害によって口の中の細菌や食べかすが気管に入ってしまい、肺に流れ込むことによっておきてしまう肺炎のことです。通常、唾液や食物は気管に入ると咳をすることによって吐き出され、肺に入らないように防がれています。しかしながら、嚥下機能が低下すると誤嚥・誤飲が引き起こされてしまいます。
ならば、口の中をきれいにして、細菌や食べかすをなくしてしまえばいいのです。口腔ケアによって、肺炎は4割も減少できるといわれています。皆さんも定期的に口腔ケアをしてみませんか。